ご依頼の経緯
I様は、40年以上前に発生した相続手続きで、不動産の名義変更が行われていない状況を懸念されていました。これまで手続きが放置されていたことで、代襲相続が発生し、現在の相続人が30人近くに及ぶ非常に複雑な状態となっていました。I様は、「自分が元気なうちに手続きを完了させておかないと、将来子供たちに大きな負担をかけてしまう」と強い危機感を抱き、また不動産登記が義務化となった事もあり当事務所にご相談くださいました。
担当者のコメント
本件では、40年以上前の相続に基づく手続きであったため、まずは戸籍の収集を行い、現在の相続人をすべて確定させる作業からスタートしました。長期間放置されていたこともあり、戸籍を遡るのに時間を要しましたが、徹底的な調査の末に全ての相続人を確定。お客様にもその結果をご確認いただきました。
次に、相続人全員に連絡を取るプロセスを進めました。直接連絡が取れる方についてはI様ご自身にもご協力いただき、電話や面談でお話を伺いました。一方、住所が不明な相続人については、当事務所で調査を行い、手紙によるやり取りを実施。相続人が多く複雑な状況でしたが、全員と連絡を取ることができました。
全相続人のお気持ちを確認した上で、遺産分割協議書を作成しました。この協議書は、相続人全員が納得できる内容となるよう細心の注意を払いながら作成し、最終的に全員の合意を得ることができました。手続きの完了後、不動産の名義変更は提携の司法書士に引き継ぎ、全ての相続手続きが無事完了しました。
お客様メッセージ
「40年以上前の手続きが残っていて、相続人も多く、どうしたら良いかわからない状況でしたが、丁寧に対応していただき、とても助かりました。手続きが無事に完了し、これで子供たちに負担をかけずに済むと安心しています。本当にありがとうございました。」