ご依頼の経緯
A様のお父様が亡くなり、相続手続きを進める必要がありました。最初はご自身で手続きを進めようとしましたが、相続人の一人であるお母様が日本国籍を持っていなかったため、必要な書類がわからず手続きが難航しました。通常の相続手続きでは被相続人の戸籍謄本を取得し、相続関係を証明することが求められます。しかし、お母様には日本の戸籍がないため、金融機関の解約や不動産の相続手続きにおいて特別な対応が必要となりました。A様は「相続手続きの実績が豊富な専門家に相談したい」と考え、当事務所にご連絡をいただきました。
担当者のコメント
今回の相続手続きの大きな課題は、A様のお母様が日本国籍を持っていないことでした。通常、相続手続きでは戸籍謄本を提出することが求められますが、日本国籍がない場合、戸籍謄本の代わりにどのような書類を準備すればよいかが問題となります。
まず、各金融機関にお母様の状況を説明し、必要書類について確認を行いました。金融機関ごとに求められる書類が異なるため、住民票・印鑑証明書・在留カードを基本書類として提出しつつ、不足している書類についてはその都度丁寧に対応しました。金融機関側の審査が厳しくなるケースもありましたが、粘り強く交渉しながら手続きを進めました。
また、不動産の相続登記についても、早い段階から司法書士と連携を取り、必要な書類を確認しました。お母様の国籍によっては追加の書類が必要になるため、事前に入念な準備を行い、スムーズに名義変更が完了できるよう対応しました。
結果
最終的に、金融機関の解約手続きは滞りなく完了し、不動産の名義変更も問題なく進めることができました。A様からは「自分で手続きしていたらもっと時間がかかっていたと思うので、専門家にお願いして本当に良かった」とのご感想をいただきました。
お客様の声
「最初はどうしたらいいのか分からず、とても不安でしたが、丁寧に説明していただき、無事に手続きが完了して安心しました。特に、母が日本国籍を持っていないことで余計に手続きが大変になるのではと心配していましたが、必要書類の準備から手続きの流れまでサポートしてもらい、スムーズに進めることができました。おかげさまで、金融機関の手続きも完了し、不動産の名義変更も問題なく済みました。本当にありがとうございました。」