概要
武蔵村山市在住のB様(60代)は、ご自身が亡くなった後に相続人間で争いが起こることを不安に感じていました。「いつか対策しておいた方がいいのだろうか」と考えていたものの、なかなか行動に移せずにいたところ、当事務所のことを思い出し、ご連絡をいただきました。過去からの信頼関係もあり、すぐに対応を開始。戸籍収集や予備的遺言の工夫を取り入れながら、最終的に 公正証書遺言 を作成し、B様の不安を解消することができました。
顧客概要
B様(60代・男性)
居住地:東京都武蔵村山市
相談内容:遺言書作成(相続人間の争いを防ぐため)
ご依頼の経緯
B様は「自分が亡くなった後、相続人間で争いが起こるのではないか」という不安を抱えていました。しかし、「遺言書はいつか作ればいい」と考えながらも具体的な行動には移せずにいたそうです。
そんな中、当事務所のことを思い出し、「信頼できる先生なら任せられる」とすぐにお電話をいただきました。当事務所とは以前からお付き合いがあり、普段から相談できる関係だったため、スムーズにご依頼いただくことができました。ご連絡をいただいた後、当事務所も予定を調整し、すぐにB様のご自宅を訪問しました。
対応のポイントと工夫した点
今回のケースで特に難しかった点は、次の2つでした。
- 戸籍の収集に時間がかかること
- 当事務所では、遺言書作成時に 推定相続人を正確に確定するため、生まれてからのすべての戸籍 を取得しています。B様の戸籍は過去に何度も転籍があったため、戸籍収集に時間を要しました。
- 予備的遺言の作成が必要だったこと
- B様にはお子様がいましたが、「もし子供が自分より先に亡くなったら、遺産はどうなるのか?」という新たな不安がありました。
- そこで 「予備的遺言」 を作成し、万が一お子様が先に亡くなった場合には、お孫さんが相続できるようにする仕組みを取り入れることにしました。
具体的な対応内容
① 戸籍の収集と推定相続人の確定
遺言書作成にあたり、B様の推定相続人を正確に確定するため、 生まれてから現在までのすべての戸籍を収集 しました。転籍が複数回あったため、戸籍の取得には通常よりも時間がかかりましたが、一つひとつ丁寧に収集し、相続関係を明確にしました。
② 予備的遺言の作成
B様の大きな不安の一つに、「子供が先に亡くなった場合、遺産はどうなるのか?」という点がありました。
遺言書がなければ、通常 代襲相続 により孫が相続することになりますが、家庭の事情によっては親族間でトラブルになることも考えられます。そこで、B様としっかりとお話をしながら、 「第一順位:子供、第二順位:孫」とする予備的遺言を作成 し、どのような状況になってもB様の意志が正しく反映されるようにしました。
結果とお客様の声
最終的に、B様の意向を反映した 公正証書遺言を作成し、無事に完成 させることができました。
遺言書を作成したことで、B様は 「自分が亡くなった後の相続がスムーズに進む」という安心感を得ることができた とおっしゃっていました。
また、B様からはアンケートにて、
「信頼できることが一番安心できます。三島先生はまさに信頼できる方だったので、何の心配もなく任せることができました。」
という嬉しいお言葉をいただきました。
担当者のコメント
今回のケースでは、B様が「相続人間で争いが起こるかもしれない」という不安を持たれていましたが、 公正証書遺言を作成することで、その不安をしっかりと解消 することができました。
また、 推定相続人を確定するために戸籍を丁寧に収集 し、 予備的遺言を取り入れたことで、どのような状況になってもB様の意志が確実に反映される仕組みを構築 しました。
遺言書は「いつか作ればいい」と思われがちですが、 「いつか」ではなく「今」作ることが、将来の安心につながります。
特に、家族間のトラブルを防ぐためには、 早めに準備しておくことが大切 です。
当事務所では、単に遺言書を作成するだけでなく、 相続人間のトラブルを防ぐための工夫 や 個別の事情に合わせたアドバイス を行っています。「自分の家族のために遺言書を作りたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。