ご依頼の経緯
S様は、お父様の相続の際に兄弟間で深刻な争いが生じてしまい、非常に心を痛めてい
ました。その経験から、「自分の相続では同じような争いを起こしたくない」という強い思いを持つようになりました。
当初はS様ご自身の遺言書だけを作成する予定でしたが、配偶者であるご主人の遺言がないと、争族対策としては不十分である可能性があることをご説明。その結果、ご夫婦で遺言書を作成する運びとなりました。
S様は「専門家に依頼するなら、経験が豊富で信頼できる事務所にお願いしたい」と考えていたところ、友人から当事務所の評判を聞き、ご連絡をいただきました。
担当行政書士のコメント
S様はまだ50代とお若く、ご主人も健在でした。そのため、S様おひとりだけの遺言書を作成しても、相続が発生した際に完全な争族対策にはならない可能性がありました。具体的には、以下のリスクが考えられました。
- ご主人が先に亡くなった場合
- もともとご主人名義の資産について、S様の遺言であらかじめ指定することが難しくなる。
- S様が先に亡くなった場合
- 残されたご主人の相続の際に、子どもたちが遺産分割協議を行う必要があり、そこで意見が対立する可能性がある。
- 争族リスクの軽減不足
- S様だけが遺言書を作成しても、ご主人の遺言がないと、最終的な財産の配分が不透明になり、子どもたちの間でトラブルが生じる可能性が高まる。
このようなリスクを避けるためには、ご夫婦で遺言書を作成することが重要でした。その点をS様・ご主人に丁寧にご説明し、ご夫婦での遺言書作成を決意していただきました。
また、50代という年齢を考慮し、将来的に遺言の内容を変更する可能性も考え、自筆証書遺言を作成する形を提案。さらに、保管場所の安全性を確保するため、法務局の遺言書保管制度を利用することにしました。
具体的な対応と結果
1. 夫婦での遺言作成の提案と納得いただくまでのサポート
S様は当初、ご自身の遺言書のみ作成すれば十分だと考えていました。しかし、相続の流れや遺産分割協議の重要性をご説明し、ご夫婦で作成するメリットをお伝えしました。その結果、ご主人様も「確かに夫婦で遺言書を作成したほうが安心だ」と納得されました。
2. 自筆証書遺言の作成と法務局での保管手続き
- 自筆証書遺言を選択:年齢的に将来的な書き換えの可能性を考え、公正証書遺言ではなく自筆証書遺言を選択。
- 法務局の遺言書保管制度を利用:遺言書が紛失・改ざんされるリスクを防ぐため、法務局での保管を実施。
- 遺言内容の適正化:将来的な相続争いを防ぐため、具体的な遺産分配方法や遺言執行者の指定などを明確に記載。
これにより、将来的にS様・ご主人のどちらが先に亡くなった場合でも、相続手続きがスムーズに進む形を整えました。
お客様の声
「父の相続のときに本当に大変な思いをしました。だからこそ、自分の相続では絶対に争族を避けたいと思っていました。最初は私ひとりの遺言書だけで十分だと思っていましたが、ご説明を聞いて、夫婦で作ることの重要性を理解しました。
また、遺言書を作っても保管方法に不安がありましたが、法務局に預けることで安心感が増しました。今はまだ元気ですが、これで将来の心配がひとつ減り、気持ちが軽くなりました。ありがとうございました。」
まとめ
相続対策として遺言書を作ることは非常に重要ですが、お1人ではなくご夫婦での遺言作成を検討することが、より確実な「争族対策」になります。当事務所では、遺言書の作成から法務局での保管手続きまでトータルでサポートいたします。
「相続で家族が争うのを防ぎたい」
「遺言書を作成したいが、どうすればよいかわからない」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ当事務所までご相談ください。小平市をはじめ、東京都内全域で遺言書作成をサポートしております。