ご依頼の経緯
昨今の終活ブームの影響もあり、G様も将来の備えについて深く考えるようになったとのことでした。相続人が兄弟姉妹になることは理解していたものの、実際にその兄弟とは疎遠であり、できることならいつもお世話になっている甥がいるので、その甥に全財産を託したいというお気持ちをお持ちでした。ただ、どうすればそれが実現できるのかがわからず、不安な中でのご相談でした。最初は「自筆証書遺言と公正証書遺言どちらにしたらいいのか判断がつかない」とおっしゃってましたが、公正証書遺言との違いやそれぞれのリスクについて丁寧にご説明しました。
担当行政書士のコメント
G様のご意向は非常に明確で、「信頼する甥に財産を渡したい」というものでした。ただし、その実現には遺言書を作成することが不可欠です。しかし自筆証書遺言では書き方を間違えると無効になるリスクがあり、また、G様は持病の薬の影響で手先が震えることもあり、「きちんと書けるかどうかも心配」とおっしゃっていました。そこで、ヒアリングを通じてご本人の体調やご希望を確認した上で、公正証書遺言の作成を強くご提案しました。
工夫した点
まずはG様がそれぞれの遺言書について抱いているイメージや不安を丁寧に聞き出しました。そのうえで、公正証書遺言であれば文字が書けなくても作成できること、公証人が関与することで内容に法的不備が生じにくく、遺言の執行もスムーズになることをご説明しました。また、将来的なトラブル防止の観点からも、公正証書のメリットを詳しく解説しました。G様が安心して判断できるよう、メリット・デメリットを客観的にお伝えするよう努めました。
その結果
G様は最終的に、公正証書遺言での作成を選択され、当事務所のサポートのもと無事に作成・署名まで完了しました。これにより、長年想いを寄せていた甥にしっかりと財産を引き継ぐ準備が整い、ご本人も「肩の荷が下りた」と安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。法的に有効な形で意思を残せたことで、将来の相続トラブルも未然に防ぐことができた点も大きな成果だと感じています。
お客様メッセージ
遺言書を作ることはずっと頭の片隅にありましたが、どうすればいいかわからず、なかなか踏み出せずにいました。今回、丁寧に話を聞いてもらい、自分の体のことも考えて提案していただけて本当にありがたかったです。これで自分の気持ちをきちんと形にできたと思えました。これから終活を考えている方にも、ぜひ一度専門家に相談してみてほしいと思います。