ご依頼の経緯
E様は、ご主人が急逝されたことにより、突然相続の問題に直面されました。お子様がいない場合、配偶者と亡くなった方のご両親が法定相続人になります。しかし、義父母は高齢で地方に在住しており、直接会って話し合うのも難しい状況。どのように手続きを進めるべきか、誰に相談すべきか分からず、インターネットで「小平市 相続 行政書士」と検索し、当事務所にご連絡をいただきました。
担当行政書士のコメント
E様のご相談内容は、相続人が義父母と自身というケースでの相続でした。加えて義両親が高齢で遠方に住んでいるという事情もあり、円滑な遺産分割協議をどう進めるかが最大の課題でした。
まず、義父母がインターネットを利用できる環境にあることを確認したうえで、E様と義父母を交えたウェブ会議を複数回実施し、丁寧に意思確認を行いました。ご高齢であることを考慮し、専門用語を避けた分かりやすい説明を心がけ、ゆっくりと時間をかけて理解を深めていただきました。
その後、委任状や遺産分割協議書を郵送でお送りし、見本のコピーには記入例を添えて、誰でも迷わず記載できるように工夫しました。また、書類には手書きのお手紙を添え、「ご不明点があればすぐにご連絡ください」と明記。電話やメールでのフォローも徹底し、安心して手続きに臨んでいただけるよう努めました。
結果
一連のサポートの結果、義父母の理解と協力を得ることができ、無事に遺産分割協議書を作成。相続手続きもスムーズに完了することができました。今回の協議では、すべての財産をE様が相続する内容で合意が得られ、法的にも手続き上も一切のトラブルなく完結しました。煩雑で時間がかかりがちな相続手続きですが、丁寧な説明と柔軟な対応が功を奏した結果と言えるでしょう。
お客様メッセージ
「どこから手を付けていいかも分からない状態で、気持ちも沈んでいた中、親身に寄り添っていただけて本当にありがたかったです。義両親もご高齢なので、なるべく負担をかけずに進めたかったのですが、オンライン会議や書類の見本など、細やかな気遣いに救われました。おかげさまでスムーズに相続を終えることができ、今は少し心が落ち着いてきました。何かあったときは、またお願いしたいと思います。」