ご依頼の経緯
Y様は、地域で高品質な製品を製造・販売する企業です。新たに開発した商品の魅力を広めたいと考え、広告や販路開拓を検討していましたが、広告費用の捻出が課題となっていました。そこで、補助金を活用できるかどうか相談したいとのことで、当事務所にお問い合わせをいただきました。
小規模事業者持続化補助金をご提案しましたが通常枠では補助額が50万円と限られていました。そこで賃金引上げ枠を活用することで補助額を引き上げられる可能性があるため、補助金を活用しつつ、賃金引上げを実現し、従業員のモチベーション向上も図る方向で計画を進めることになりました。
担当者のコメント
補助金申請にあたり、特に注力したのは以下の2点です。
- 賃金引上げ計画の策定
賃金引上げ枠を活用するため、具体的に誰が対象になるのか、どの程度の引上げが適切かを検討しました。人件費の増加が会社全体の経営に無理なく負担できる範囲であることを、社長と詳細に確認しながら計画を策定。これにより、実現可能な引上げ計画を構築しました。 - 売上・利益計画の作成
補助金申請では、販路開拓の具体的な効果を示す必要がありました。そのため、事前にテスト広報を実施し、反応率をデータとして収集。この実績を基に、広告の効果を推定して売上・利益計画を作成しました。計画に基づいた数値目標を示すことで、申請書の説得力を高めました。
申請書の記載内容や必要書類の整備を綿密に行い、補助金の採択に向けて細やかにサポートしました。
その結果
補助金が無事に採択され広告や販促活動を実施することで、新商品が広く認知されるようになりました。売上は想定以上に向上し、販路拡大の効果を実感されています。また、賃金引上げ計画も従業員から高く評価され、社内の士気が向上。会社全体が活性化し、さらなる事業成長に向けた基盤が整いました。
お客様メッセージ
「補助金申請は初めてで不安も多かったのですが、具体的な計画作成から申請書の記載内容まで細かくサポートしていただき、安心して進めることができました。無事に補助金が採択され、広告効果も出て新商品の売上が伸びたことに大変満足しています。賃金引上げを実現できたことで、従業員のやる気も上がり、今後の事業展開がますます楽しみです。本当にありがとうございました。」