ご依頼の経緯
T社は、当事務所を通じて法人を設立されたお客様です。設立時のヒアリングで「大きな仕事を受注するためには建設業許可を取得したい」とのご希望を伺っており、法人設立後すぐに建設業許可取得の手続きを開始しました。しかし、代表取締役であるT様は資格をお持ちだったものの、建設業における実務経験が不足しており、経営業務管理責任者(経管)の要件を満たせないことが判明しました。
担当者のコメント
建設業許可を取得するためには、経管や専任技術者といった要件を満たす必要があります。T様のケースでは経管の要件が課題となりましたが、最もスムーズな解決策として以下の方法を提案しました:
- 社内で要件を満たす従業員がいる場合、その従業員を役員として登用する。
- 外部から要件を満たす方を役員として迎え入れる。
T様にはこれらの方法を詳しく説明し、打ち合わせを重ねて方向性を明確化しました。その結果、T様の友人であり、建設業を営む方が経管の要件を満たしていることが分かり、その方を役員に迎え入れる形で申請を進めることとなりました。
実際には法人設立の前に友人にアプローチを行い、役員に入っていただく事となり、経管予定者がいる状態で法人設立を行いました。建設業許可申請時はすべての要件を満たす状態でスムーズに申請を行いました。
その結果
外部役員を迎え入れることで、無事に建設業許可を取得することができました。T社は許可取得直後から案件の受注範囲が広がり、大規模な工事の依頼も受けられるようになりました。法人設立時から目指していた事業拡大が実現し、今後の発展が期待されています。
お客様メッセージ
「法人設立から建設業許可取得まで、一貫してサポートしていただき本当に助かりました。要件を満たす具体的な方法を提案してもらい、実際に友人を役員に迎えるという形で解決できました。今後の事業展開にも自信がつきました。ありがとうございました。」