ご依頼の経緯
Y社様は、既存のITサービスで得た強みを活かしつつ、新しい業界をターゲットとしたサービスを立ち上げる計画を進めていました。この新サービスには開発費用や広報費用が必要でしたが、初めての補助金申請に挑戦するため、書類の準備方法や審査基準について十分な知識がなく、対応に苦慮されていました。また、社長をはじめとする経営陣が日々の業務で多忙を極めており、社内で申請準備を進める余裕がない状況でした。
このような状況の中、申請手続きを専門家に依頼することで、負担を軽減しつつ補助金採択の可能性を最大化したいとの思いから、当事務所にご相談いただきました。Y社様からは、「業界に詳しい方にしっかりサポートしてもらいたい」「迅速かつ確実に申請を進めたい」とのご要望をいただいていました。
担当者のコメント
Y社様の新サービスは、既存事業の技術やノウハウを応用したものでしたが、ターゲットとする業界がこれまでの顧客層とは異なり、補助金審査員にその市場価値を理解してもらうことが大きな課題となりました。また、補助金申請には細かい要件があり、それを満たすための資料収集と整合性を保った申請書類作成が重要でした。
まず、ターゲット業界でのニーズを明確に伝えるため、独自に設計したアンケート調査を実施し、その結果を活用して市場分析を行いました。この分析結果に基づき、新サービスがどのようにターゲット業界の課題を解決できるのかを具体的に示しました。
さらに、審査員がその業界について専門知識を持たない可能性を考慮し、業界全体の背景やトレンド、サービスの位置づけを分かりやすく説明するための資料を用意しました。特に、競合サービスとの比較や、Y社様の技術的優位性を図表を活用して視覚的に示すことで、説得力のあるプレゼンテーション資料を作成しました。
この過程では、Y社様との密な連携が欠かせませんでした。多忙な中でも定期的に進捗状況を共有し、的確なアドバイスを提供することで、双方の認識のズレを最小限に抑えながら効率的に作業を進めることができました。
また、補助金申請の締切が迫っている中で、スケジュール管理にも細心の注意を払い、すべての提出資料を期限内に揃えることに成功しました。申請書類はもちろんのこと、事業計画書や資金計画書についても、審査員が納得しやすいような構成に仕上げました。
お客様メッセージ
「初めての補助金申請で、何をどこまで準備すればいいのか全くわからない状態でしたが、こちらの事務所の皆様の迅速かつ丁寧なサポートのおかげで、安心して手続きを進めることができました。特に、業界についてあまり知らない審査員にも理解しやすい資料を用意していただいた点は大変ありがたかったです。補助金を活用して新サービスを無事立ち上げることができ、そのサービスが業界内で非常に高く評価されました。これからも新たな挑戦をしていく中で、またご相談させていただきたいと思っています。」