ご依頼の経緯
S社は、これまで内装工事業を営んできましたが、建設業許可を取得することでさらに大きな案件を受注し、事業を発展させたいと考えていました。そこで、自社で許可申請の要件を調べたところ、10年の実務経験を証明するために120か月分の請求書と入金履歴が必要であることがわかりました。
しかし、S社では複数の工事代金を合算して翌月末に一括入金するシステムを採用していたため、単純に120枚の請求書を提出するだけでは整合性を証明するのが難しく、結果として300枚以上の請求書を整理する必要がありました。そこで、専門的な知識を持つ行政書士に相談しようと考え、当事務所にご依頼いただきました。
担当行政書士のコメント
S社の建設業許可をスムーズに取得するためには、大量の請求書と入金履歴の整合性をしっかり取ることが最大の課題でした。そのため、以下の点を特に工夫しました。
1. 請求書と入金履歴の徹底整理
まず、S社の過去10年分の請求書と入金データをすべてお預かりし、工事ごとの請求と入金が対応しているかを一つひとつ照合しました。
特に、S社では工事ごとの個別入金ではなく、複数の工事をまとめて翌月末に一括入金する仕組みだったため、請求書単体では入金との対応関係がわかりづらい状況でした。そのため、120か月分ではなく300枚以上の請求書を整理し、個別工事ごとに関連づけて資料を作成しました。
2. 窓口対応を考慮した見やすい資料作成
都庁の窓口では大量の書類を審査するため、審査官がスムーズに確認できるように、請求書の余白に入金額の計算を記載し、一目で整合性がわかるようなレイアウトを工夫しました。
お客様メッセージ
無事に許可を取得することができたS社の社長からは、以下のようなお言葉をいただきました。
「300枚以上の請求書を確認するなんて、とても自分たちではできなかったので、本当に助かりました。細かい部分までしっかり整理していただき、スムーズに許可が取れたことに感謝しています。
また、提出書類も都庁の窓口でわかりやすいように工夫してもらったおかげで、特に大きな修正もなくスムーズに手続きを進めることができました。今後の経営についても相談していきたいので、引き続きよろしくお願いします!」
このように、建設業許可の取得には細かい書類整理が必要ですが、適切なサポートがあればスムーズに進めることが可能です。東京都東村山市で建設業許可の取得をお考えの方は、ぜひ当事務所にご相談ください!