ご依頼の経緯
T様は、個人事業主として内装工事業を営んでいましたが、新たな取引先の開拓を目指し、建設業許可の取得を決意されました。しかし、許可取得の要件や必要書類が複雑で、どこから手をつければよいのか分からない状況でした。
そんな折、提携している司法書士から「建設業許可の取得に強い専門家がいる」との紹介を受け、当事務所へお問い合わせいただきました。
工夫した点・難しかった点
T様のケースでは、以下の2つの課題がありました。
- 営業所の要件を満たすための工夫
T様は自宅を事務所として使用しており、プライベートスペースと営業所を明確に区別する必要がありました。許可を取得するためには、営業所として独立した空間があることを証明する写真を提出しなければならず、どのように撮影すれば適切か悩まれていました。 - 経営経験の証明資料の整理
建設業許可には「経営業務の管理責任者(経管)」としての経験を証明する必要があります。しかし、T様の取引履歴は通帳8冊、請求書のファイル5冊分と膨大で、それらの整理と証明が課題となりました。
具体的に行ったこと
- 営業所の写真撮影の工夫
許可要件を満たすために、当事務所の担当者がT様の自宅を訪問し、営業スペースとプライベートスペースの明確な区分を作る方法を検討。カーテンの位置や家具の配置を工夫し、営業所としての独立性が分かる形で撮影しました。 - 経営経験の証明資料の整理
T様からお預かりした通帳8冊と請求書ファイル5冊分をすべて確認し、建設業許可の審査で有効となる資料を選別。請求書と入金履歴の対応関係を細かくチェックし、確実に証明できる形にまとめました。
結果
書類の整理と適切な証明を行ったことで、無事に建設業許可を取得できました。T様も「スムーズに許可が下りて安心しました」と喜ばれていました。
お客様のメッセージ
「初めての建設業許可申請で分からないことばかりでしたが、先生に相談して本当に良かったです。特に、自宅を事務所として認めてもらうための写真撮影は、的確なアドバイスのおかげでスムーズに進められました。通帳や請求書の整理も細かく対応していただき、安心してお任せできました。今後も困ったときはぜひお願いしたいと思います!」