■ご依頼の経緯
A社様は、以前から「店舗が手狭でお客様へのサービスが行き届かない」という課題を抱えていました。そんな中、偶然隣の店舗が空くことを知り、現店舗と統合することで顧客満足度向上と売上アップが期待できると考えました。
しかし、店舗のリニューアルには多額の資金が必要です。自社資金だけでは負担が大きく、何か支援を受ける方法がないか検討することになりました。そんな折、顧問税理士から補助金の活用を提案され、当事務所を紹介されました。
■担当者のコメント
A社様のリニューアル計画は、単なる改装ではなく、店舗の利便性向上と売上増加を狙ったものだったため、補助金の要件に適合する可能性がありました。しかし、補助金申請では「単なる工事」では認められず、工事が生産性向上や販路開拓につながることをデータで示す必要があります。この点が最大の課題でした。
そこで、次のような取り組みを行いました。
- 顧客アンケートの実施
まず、来店客に対して事前アンケートを実施。結果、多くのお客様が「整備中に座って待てるスペースが欲しい」と考えていることが分かりました。このデータを活用し、待合スペースの設置が顧客満足度向上に寄与することを明確に示しました。 - 販売機会の創出
待合スペースの周辺に、アフターパーツや用品を手に取れる展示コーナーを設置する計画を策定。これにより、待ち時間を有効活用しながら、購買意欲を高める施策を提案しました。 - 販促キャンペーンの実施
リニューアルオープンを機に、地域に向けた大規模なキャンペーンを計画。チラシやSNS広告を活用し、店舗の認知度向上と新規顧客の獲得を図りました。
こうした工夫により、単なる改装ではなく、売上向上に直結する事業計画として補助金の審査に耐えうる内容を作成しました。
■その結果
当事務所が申請サポートを行い、A社様の補助金は無事採択されました。これにより、リニューアル工事を順調に進めることができ、新装開店後は多くの新規・既存顧客が来店。売上が向上し、対応力を強化するために新たに従業員を増員するなど、事業拡大に成功しました。
■お客様メッセージ
「補助金の申請は難しく、自社だけではとても対応できませんでした。しかし、行政書士の先生にサポートしていただき、無事に採択され、大変感謝しています。リニューアル後は予想以上にお客様の反応が良く、売上も増えました。新たな従業員を雇うほど忙しくなりましたが、とても嬉しいです。また、今後も新たな事業展開の際にはご相談させていただきたいと思います。」