■ご依頼の経緯
H社様は、これまで渋谷区を拠点にフィットネスサービスを提供し、多くの顧客を抱えていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で対面レッスンが中止となり、売上が大幅に減少。事業存続のために、新たな収益の柱を模索することとなりました。
そこで、フィットネスの知見を活かし、自宅で簡単にできる高齢者向け健康商品を開発・製造することを決定。しかし、新商品の開発・製造には多額の資金が必要であり、自己資金だけでは難しい状況でした。そこで補助金の活用を検討し、当事務所の評判を聞いてご相談いただきました。
■担当者のコメント
H社様は、すでに新商品開発に着手していたため、「事前着手申請」が必要となるケースでした。この申請を適用するには、細かな要件を満たしている必要があり、慎重に対応する必要がありました。
また、補助金の申請において「製造しただけでは収益につながらない」という点も大きな課題でした。補助金の審査では、単なる製造だけでなく、どのように販売・展開し、売上を確保するかという事業計画が求められるためです。
そこで、以下の対策を講じました。
- 事前着手申請の適用可否を確認し、スムーズな申請へ
H社様には、事前着手申請の適用範囲を明確に説明し、申請のタイミングを慎重に管理。要件を満たしていることを確認し、適切なタイミングで申請を進めるようアドバイスしました。 - 効果的なマーケティング戦略を組み込んだ事業計画を策定
「製造して終わり」ではなく、販売戦略まで組み込んだ事業計画を策定。ネット販売・リアル店舗・テレビ通販の3つのチャネルを活用し、それぞれの分野に精通した専門家を配置することで、マーケティング効果を最大化する計画を立案しました。 - 審査を意識した書類作成サポート
申請書類の作成にあたっては、「社会的なニーズ」「市場規模」「収益化の見込み」を具体的なデータで示し、補助金の審査基準に適合する内容へとブラッシュアップしました。
■その結果
H社様の補助金申請は無事に採択され、新商品の開発資金を確保することができました。現在は、マーケティング戦略を活かしながら販路を広げ、事業再生に向けた新たなステップを踏み出しています。
■お客様メッセージ
「コロナ禍で経営が厳しい中、新たな商品開発を進めることができたのは補助金のおかげです。行政書士の先生にサポートしていただき、スムーズに申請できたことを大変感謝しています。マーケティングの専門家も紹介していただき、今まで試したことのなかった販売方法に挑戦することができました。これからも、新しい事業展開の際にはぜひ相談させていただきたいと思います。」