■ご依頼の経緯
Y社の社長は、独立前から「建設業許可を取得し、信頼される企業にしたい」と考えていました。
しかし、独立直後に自身で許可申請を行ったものの、申請書類の複雑さに苦戦。結果的に「経管」の経験年数要件を満たせず、許可取得を断念しました。そこで今回は、確実に許可を取得するため、専門家に依頼しようと考え、当事務所にご相談いただきました。
■担当行政書士のコメント
Y社の建設業許可取得において、最大の課題は「経管の経験年数を証明する書類の不備」でした。
社長は資格を有しており、「専任技術者(専技)」の要件は問題ありませんでした。しかし、「経管」としての5年間(60か月分)の経営経験を証明するために提出した請求書や入金履歴の整理に誤りがあり、ほぼすべての書類を再整理する必要がありました。
特に、請求書や通帳の記録が未整理の状態で保管されていたため、どの取引が経管の実績として認められるかを一つひとつ精査する作業が発生しました。当事務所が書類を一度お預かりし、経験年数を適切に証明できるように整理し直すことで、スムーズに申請できる状態を整えました。
また、行政庁との事前協議を行い、Y社の状況で必要となる補足書類や申請のポイントを明確にした上で、申請手続きを進めました。
■具体的に行ったこと
- 書類整理と経営経験の証明サポート
- 60か月分の請求書・入金履歴をすべて確認し、必要な取引のみを抽出
- 通帳の記録と請求書の整合性をチェックし、整理・リスト化
- 不足している取引の証明方法を検討し、補足資料を準備
- 申請準備と行政庁との事前協議
- 行政庁に事前相談を行い、必要書類と申請のポイントを確認
- 書類作成のミスを防ぐため、補足書類を追加準備
- 建設業許可申請の手続き代行
- 申請書類一式を作成し、行政庁へ提出
- 申請後の行政庁とのやり取りをサポート
■その結果
無事に建設業許可を取得することができました。
経管の経験年数要件を適切に証明できたことで、スムーズに許可が下りました。これにより、Y社は「建設業許可業者」として対外的な信頼を得ることができ、事業拡大の準備が整いました。
■お客様のメッセージ
Y社 社長より
「以前、自分で申請したときは要件を満たしていると思っていましたが、書類の整理方法が間違っていたため、許可を取れませんでした。今回は専門家にお願いしたおかげで、スムーズに許可が取れました。建設業許可を取得できたことで、今後はより大きな仕事を受注できるので、会社の成長が期待できます。」
■まとめ
今回のケースでは、建設業許可の取得において「経管の経験年数を証明する書類の整理」が最大の課題でした。
Y社の社長は、独立前からしっかりとした実績を積んでいたものの、証明書類のまとめ方に誤りがあったため、許可取得ができない状況でした。今回、当事務所が丁寧に書類を整理し、行政庁と事前協議を行うことで、スムーズに許可を取得することができました。
当事務所では、建設業許可の取得に関するサポートを徹底し、経営経験の証明や書類作成のサポートを行っています。東京都東大和市周辺で建設業許可の取得を検討されている方は、ぜひ当事務所にご相談ください。