ご依頼の経緯
R社は、これまで内装工事業を主軸にしていましたが、事業拡大を目指し、自社で戸建ての設計・建設・販売を行う総合工務店へ転換する計画を立てていました。そのために、新たなシステムを導入し、業務効率化を図る必要がありました。
しかし、システム導入には大きな初期投資が必要であり、さらに新規顧客を獲得するための広告宣伝費もかかります。自己資金のみでの実施は難しく、補助金を活用できないかと考え、当事務所にご相談いただきました。
工夫した点・難しかった点
補助金の審査では、「独自性」と「地域社会への貢献」が重要なポイントとなります。
しかし、R社の計画は「新しいシステムを導入して工務店業を始める」というものだったため、単なるシステム導入では補助金の趣旨に合わず、採択の可能性が低い状況でした。特に、「システムを導入するだけなら、他の会社でも同じような成果が出せるのではないか?」と判断されるリスクがありました。
そこで、R社の強みとシステムの独自性をどのように打ち出すかが重要な課題となりました。
具体的に行ったこと
- R社の強みを徹底分析
- まずは、R社の強みを明確にするために、何度もヒアリングを行いました。
- これまでの施工実績、技術力、顧客対応力などを洗い出し、「他社にはないR社ならではの強み」を整理しました。
- 補助金の趣旨に合った事業計画を設計
- システムを導入するだけでなく、「R社の強みを活かしながら、新たな顧客層を開拓するためにシステムが不可欠である」ことを強調。
- 具体的には、「あらゆる専門工事を経験していた経験があることで、総合工務店に転換する事が容易である事。システムがある事でさらにそれが容易になる事」をアピールする、事業計画を作成。
- 地域からのニーズを証明
- 新サービスが地域で求められていることを証明するため、立川市周辺の住民や企業を対象にアンケートを実施。
- 「地域で信頼できる工務店を求める声が多い」ことをデータとして示し、補助金の審査で説得力を持たせた。
このように、R社の独自性を最大限に引き出し、補助金の審査に通りやすい形に事業計画をブラッシュアップしました。
結果
この計画が評価され、R社は見事補助金に採択されました。補助金を活用して新システムの導入と広告宣伝を行い、総合工務店としての事業をスタート。現在は着実に成長を遂げ、地域の新築戸建て市場での知名度も向上しています。
お客様の声
「補助金の申請は難しいと聞いていましたが、行政書士のサポートのおかげでスムーズに進めることができました。特に、事業計画を一緒に練り直してもらったことで、自社の強みを改めて整理でき、経営戦略にも良い影響がありました。おかげさまで、新事業も順調に進んでいます。本当に感謝しています!」
まとめ
補助金の申請では、単なる設備投資やシステム導入ではなく、「その企業ならではの独自性」を明確にすることが成功の鍵となります。当事務所では、お客様の強みを最大限に活かし、補助金審査に通りやすい事業計画を作成します。
東京都立川市をはじめ、全国の補助金申請をサポートしておりますので、補助金活用を検討中の方はお気軽にご相談ください。