ご依頼の経緯
Y様は、長年営業してきた1階の専門飲食店に加え、空きが出た2階部分を活用して別業態の飲食店を開業しようとお考えでした。しかし、新規オープンには内装工事費や厨房機器の導入など多額の初期費用がかかるため、何か支援策がないかと模索していたところ、「補助金」の存在を知りました。ただし、どの補助金が自分の事業に合っているのか、自分で申請できるのかといった不安もあり、紹介を通じて当事務所へご相談くださいました。
担当行政書士のコメント
補助金申請では、単に「新しい事業を始めたい」という意欲だけでなく、現在の経営にどのような課題があり、その課題をどう解決しようとしているのかという明確なストーリーが求められます。Y様の場合も、2階の空きスペースを活用して新業態の店舗を出店したいというお話はありましたが、それが経営課題の解決にどうつながるかを示す必要がありました。そこでまず、現状を正確に把握するためのヒアリングと資料収集からスタートしました。
工夫した点
複数回の面談を通じて、過去3か年の確定申告書、月ごとの売上推移、仕入内容の明細などを細かく確認しながら、Y様と一緒に経営状況を分析しました。その結果、近年の原材料費の上昇により、徐々に原価率が上がり、利益率が低下していることが判明しました。そこで、「原価率の改善」が最大の経営課題であると位置づけ、2店舗目の出店によって仕入量を増加させ、価格交渉力を高めるという解決策を提示。また、既存店との動線づくりによる相乗効果なども盛り込み、現実的かつ将来性のある事業計画書を作成しました。
その結果
こうしてまとめた申請書類は、審査においても高く評価され、無事に補助金の採択を受けることができました。資金面の不安が軽減されたことで、Y様は新店舗のオープンを安心して進めることができ、結果として事業の成長にもつながりました。課題を一緒に言語化し、それに対する明確な解決策を示すことで、補助金申請の成功率を高めることができたと感じています。
お客様メッセージ
補助金のことは知っていましたが、どこから手をつけて良いかまったくわかりませんでした。まさか、利益率が下がっているというのが申請のキーポイントになるなんて思いもしなかったです。丁寧に数字の見方から教えていただき、自分の経営の課題も見つけられて、本当に感謝しています。事業計画書も、自分一人ではとても書けなかったと思います。おかげさまで新しいお店も無事にスタートできました。これからも相談させてください!