
みしま行政書士事務所
代表 三島 友紀
小平市、小金井市を中心に活動をしている行政書士。
個人の方向けの相続手続や後見人としての支援など、また企業向けの補助金や許認可申請を手掛けています。
CONTENTS
[相続手続サポート]
武蔵野市における相続手続きの基本的な流れと注意点、さらには無料相談ができる場所や専門家の選び方についても、初めての方にも分かりやすく解説しています。
「難しそう」「自分でできるか不安…」と感じている方が、安心して相続手続きの第一歩を踏み出せるよう、みしま行政書士事務所が丁寧にサポートいたします。
目次
この記事をご覧いただいているということは、ご家族やご親族に相続が発生し、「何をすればいいのか分からない」「どこか相談できるところはないか」とお悩みのことと思います。
実際、相続手続きは人生で何度も経験するものではなく、専門的な知識がなければ戸惑うのも無理はありません。「どこに相談すればよいのか」「どのような手続きが必要なのか」「まず何から始めればいいのか」といった不安を感じている方も多くいらっしゃいます。
本記事では、武蔵野市における相続手続きの基本的な流れと注意点、さらには無料相談ができる場所や専門家の選び方についても、初めての方にも分かりやすく解説しています。
「難しそう」「自分でできるか不安…」と感じている方が、安心して相続手続きの第一歩を踏み出せるよう、丁寧にサポートいたします。
武蔵野市で相続が発生した場合、まず把握しておきたいのが相続全体の流れです。相続手続きには、相続人の確定や相続財産の調査、遺産分割協議、相続税の申告、不動産の名義変更など、複数のステップが存在し、それぞれに必要な書類や期限があります。中には期限を過ぎてしまうとできなくなってしまう手続や余計なお金がかかってしまうものもあるので注意が必要です。
相続が発生した際には、まず被相続人が遺言書を遺しているかどうかを確認することが重要です。というのも、相続においては後述する遺産分割協議書よりも遺言書の内容が優先されるため、遺言書の存在を見落としてしまうと、せっかく整えた遺産分割協議が無効となり、やり直しを迫られる恐れがあります。
自筆証書遺言の場合は、自宅内の貴重品を保管している場所や貸金庫の中、あるいは法務局の保管制度を利用した形跡がないかを確認しましょう。
一方で、公正証書遺言であれば、その謄本が自宅に保管されていることもあります。見当たらない場合は、公証役場で遺言の有無を検索することも可能ですので、忘れずに確認しておきましょう。
相続手続きを始めるにあたって、最初に行うべきは「誰が相続人になるのか」を明確にすることです。法定相続人を確定するには、被相続人の出生から死亡までの戸籍をすべて取得して確認する必要があります。この戸籍収集には想像以上に時間がかかる場合があるため、早めに取り掛かることが大切です。
従来は、現在の戸籍から婚姻前の戸籍や転籍前の戸籍を一つひとつさかのぼって請求する必要がありましたが、令和6年3月1日から戸籍の「広域交付制度」が始まり、最寄りの市区町村役所で被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍をまとめて取得できるようになりました。これにより、手続きが大幅に簡便化されています。
ただし、この広域交付制度を利用できるのは、被相続人が父母・配偶者などの直系尊属や配偶者である場合に限られます。被相続人が兄弟姉妹の場合には制度の対象外となるため、注意が必要です。
また、被相続人に離婚歴や養子縁組、認知した子がいる場合、あるいは代襲相続が発生している場合には、当初想定していた相続人の範囲が変わることもあります。誤って相続人を除外して遺産分割協議をしてしまうと、その協議自体が無効となる恐れもあるため、不安がある場合は早めに専門家へ相談するようにしましょう。
次に行うべき大切なステップが「相続財産の調査」です。被相続人がどのような財産を保有していたのかを正確に把握することは、遺産分割協議や相続税の申告において欠かせません。しかし、実際には「どこから手をつければいいのかわからない」という方も少なくないでしょう。
まずは、被相続人が普段使用していた銀行通帳や証券、保険証券、年金に関する書類などを探してみましょう。郵便物や通帳の入出金履歴から思わぬ取引が判明することもあるため、細かく確認することが重要です。
さらに、タンス預金や貸金庫の有無など、見落としやすい財産にも注意を払いましょう。最近ではインターネットバンキングや暗号資産(仮想通貨)を利用しているケースも増えているため、スマートフォンやパソコンのデータも確認してみるとよいでしょう。
不動産については、土地や建物の登記簿謄本(登記事項証明書)を法務局で取得することで、所有者や権利関係を確認できます。また、市役所で「名寄帳」を取得すれば、被相続人が武蔵野市内に所有していたすべての不動産を一括で把握することが可能です。
武蔵野市以外の不動産についても見逃さないよう、固定資産税の納税通知書などを確認し、他の市区町村に所有する物件がないかもチェックしましょう。
加えて、車やバイクなどの車両も相続財産に含まれます。車検証や自動車税の納税通知書をもとに、所有状況を確認しておきましょう。
忘れてはならないのが負債の確認です。住宅ローン、カードローン、消費者金融からの通知などがあれば、それらも相続の対象に含まれます。マイナスの財産が多い場合には、相続放棄を検討する必要もあるため、正確な情報収集が非常に重要になります。
相続財産の調査は、慣れていない方にとっては負担の大きい作業です。こうした場合には、行政書士などの専門家に依頼することも選択肢の一つです。特に金融資産や不動産が複雑に絡むようなケースでは、専門家に依頼することで、的確な財産評価と調査ができ、後々の手続きをスムーズに進めることができます。
被相続人の相続人と相続財産が確定したら「誰が何を相続するか」を話し合う遺産分割協議を行います。これは、法定相続人全員が参加して、遺産の分け方について合意するために大切なステップです。合意内容は「遺産分割協議書」として書面に残し、全員が署名・押印することで正式なものとなります。
相続税の申告は、相続開始を知った日の翌日から10か月以内に行う必要があります。この期限を過ぎると、延滞税や加算税が発生する可能性があるため注意が必要です。
申告には、相続税申告書のほか、戸籍謄本、遺産分割協議書、不動産の登記簿謄本、預金の残高証明書など、さまざまな書類が必要になります。また、相続財産の評価額によっては、相続税がかからないケースもありますが、申告の有無や方法については税理士に確認するのが安心です。
遺産分割協議書が完成したら、その内容に基づいて、金融機関における被相続人名義の預金口座の解約手続きを行います。
また、株式や有価証券などが遺産に含まれている場合は、すぐに現金化(解約)できないこともあり、相続人名義の証券口座へ名義変更を行う必要があります。
金融機関での解約手続きには、遺産分割協議書だけでなく、各相続人の実印、印鑑証明書、戸籍謄本など、複数の書類が求められるため、あらかじめ確認して準備しておくとスムーズです。
また、被相続人が不動産を所有していた場合には、その不動産について相続登記の手続きも行わなければなりません。相続登記は、相続人のうち1人が単独で所有する場合でも、複数人で共有とする場合でも可能です。
なお、令和6年4月1日から相続登記は義務化されており、不動産を相続によって取得した相続人は、所有権を取得したことを知った日または遺産分割が成立した日のいずれか遅い日から3年以内に相続登記の申請を行うことが法律で定められています。忘れずに期限内に手続きを進めるよう注意しましょう。
武蔵野市は東京都の多摩地域東部に位置し、都心からおよそ20キロメートル圏内というアクセスの良さを誇ります。市の南端には井の頭恩賜公園が広がり、自然環境と都市機能が調和した魅力的なエリアです。隣接する自治体には、東は杉並区、北は練馬区、西は小金井市、南は三鷹市があり、生活圏が重なり合っています。
市内には人気の高い「吉祥寺駅」があり、JR中央線・京王井の頭線を利用することで新宿・渋谷といった主要ターミナルへのアクセスも非常に便利です。また、市内の東端には「三鷹駅」、西端には「武蔵境駅」も位置しており、中央線沿線に暮らす人々のベッドタウンとしても発展しています。いずれの駅も商業施設が充実しており、生活利便性の高い地域として幅広い世代から支持を集めています。
武蔵野市の総人口は2025年4月1日現在で約148,000人、そのうち65歳以上の高齢者人口は約33,00人であり、高齢化率は22.7%となっています(※出典:武蔵野市統計情報「人口と世帯」より)。多摩地域の中でも比較的都市化が進んでいる一方で、高齢化も着実に進んでおり、相続に関する関心や実際の相談件数も年々増加傾向にあります。
武蔵野市には都市部ながらも樹林地や農地が一部残されており、不動産や土地が絡む相続では、相続登記や遺産分割協議に加えて、地目変更や用途変更といった専門的な手続きが必要となるケースも見られます。
こうした背景から、武蔵野市では市民が安心して相続手続きを進められるよう、公的機関による無料相談や情報提供体制が整備されています。実際の手続きに不安を感じる市民が気軽に専門家に相談できる窓口が設けられており、今後も相続支援のニーズは高まっていくと見込まれます。
武蔵野市役所では、相続に必要な戸籍謄本や住民票の発行をはじめ、一般的な相続手続きに関する手続を行うとともに、毎月生活文化課が無料相談等を行っています。
市民課では、相続人の確定に必要な戸籍の収集や、被相続人の住民票の除票の取得などが可能です。これらは遺産分割協議書の作成や相続登記、相続税申告にも必要となるため、早めに準備しておくことが重要です。
不動産の相続登記や自筆証書遺言保管制度に関しては、法務局での手続きが必要となります。武蔵野市を管轄する窓口は、内容により異なります。
相続登記の窓口:武蔵野市内の不動産の相続登記(名義変更)については、東京法務局 府中出張所が担当しています。
所在地:東京都府中市新町2丁目44番地
電話番号:042-335-4753(代表)
受付時間:平日 8:30~17:15
公式サイト:https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/table/shikyokutou/all/hucyuu.html
そして自筆証書遺言の保管申請は都内の5つの保管所であればどこでもかまいませんが、最も近いのは同様に府中法務局になります。
相続税の申告や納付に関する窓口として、武蔵野市は武蔵野税務署の管轄となっています。
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町3丁目27番1号
電話番号:0422-53-1311(代表)
受付時間:平日 8:30~17:00
公式サイト:https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/location/tokyo/higashimurayama/index.htm
税務署では、相続税の申告義務の有無や申告方法、必要書類などについて基本的な案内を受けることができます。申告には専門知識が求められる場面も多いため、詳細な節税対策や複雑なケースでは、税理士などの専門家に相談されることをおすすめします。
行方不明の兄弟がいる複雑な相続を円満に解決(相続手続き・東京都武蔵野市)
相続手続きをサポートする行政書士として、お客様との信頼関係を大切にしています。
「話しやすくて安心できる」との声を多くいただいており、代表自らがすべての相談に迅速・丁寧に対応しています。
常に傾聴の姿勢で、笑顔を忘れず、親切でフレンドリーな雰囲気づくりを心がけています。
初めて相続の手続きをされる方、不安を抱えている方にも安心してご相談いただけます。
当事務所は、小平市・小金井市・武蔵野市を中心とした多摩地域に密着した行政書士事務所です。
地域の事情を理解しているからこそ、相続に限らず、近隣特有のお悩みにも柔軟に対応可能です。例えば武蔵野市は多摩地域の中では地価が比較的高く相続税に関する相続が問題となってきています。当事務所は相続税に強い税理士とも連携し相続の「後」を考えたサポートを行います。
ご自宅への出張対応も積極的に行っており、高齢のご家族がいる方にも安心です。また、遠方に相続人がいるケース等、対面が難しい方がいる場合には、ZoomやLINEによるビデオ相談もご利用いただけます。
相続に関わるお悩みは、行政書士だけでは解決できないケースも多くあります。
当事務所では、弁護士・税理士・司法書士といった各分野の専門家と連携し、必要な場面で適切な対応が可能です。
また、社会福祉協議会や介護施設、葬儀会社、不動産業など、士業以外とのつながりも活かし、相続後の暮らしも見据えた包括的な支援を行っています。
紹介料等はいただきませんので、相続手続き以外のお悩みもお気軽にご相談ください。
戸籍収集から財産調査、遺産分割協議書の作成、金融機関の解約手続き、さらには提携士業による相続税申告や不動産の名義変更まで、相続に関する業務をワンストップでご提供しています。
「戸籍は自分で取ってください」といった対応ではなく、お客様の負担を最小限に抑えた丸投げOKのフルサポートが特徴です。
お客様にしていただくのは、印鑑証明書の取得と相続人との協議・押印のみです。連絡先がわからない相続人がいる等の複雑なケースでもサポート経験がありますのでご相談ください。
無料相談会や有料セミナー等を数多く開催しており、それらも含めて100件以上の相談実績があり、解決事例も豊富にございます。個別具体的な税務については税理士の先生をご紹介するものの、一般的な相続税に関する解説もファイナンシャルプランナーとしてお伺いすることもでき、多くのお客様からお喜びの声をいただいています。
みしま行政書士にご依頼をされる場合の流れをご案内いたします。
初回相談は無料にて承っております。お問合せフォームや、電話、公式LINE、SNS等、お好みの方法でまずはお問合せください。お客様のお悩みを丁寧にお聞きし、解決に向けた方法をご提案いたします。
無料相談時に継続でのご対応をご希望の場合はお見積りを提示させていただきます。実費も含めて総額の費用を確認いただきまして、ご納得いただける場合はご契約となりサポートを開始させていただきます。業務によっては着手金が発生しますのでご請求書をお渡しいたします。
相続手続きの開始にはお客様の委任状や印鑑証明が必要になります。また、お客様の戸籍謄本や亡くなられた被相続人の戸籍謄本など簡単に取得が可能な書類についてもお預かりさせていただきます。
お預かりした委任状等を使い、戸籍の収集、金融機関の財産調査、不動産に関する調査を行います。調査完了後ご連絡し、分割方法を確認後遺産分割協議書を作成。その後財産の解約や名義変更を行います。
すべての手続きが完了したら納品書とともにお預かりしていた各書類をご返却いたします。その際にお支払いの残金があればご請求書をお渡しさせていただきお支払いをお願いします。
基本的に何も持たなくても相談は受けられますが、財産の状況を知るために、各金融機関の通帳(記帳済み)と固定資産税の納付書があるとある程度の財産状況がわかるのでおすすめいたします。
武蔵野市以外のお客様でも対応可能です。1時間以内で移動できる場所であれば当事務所がお伺いすることもできますのでお問合せの際にお尋ねください。また、オンラインでの相談も可能です。
1時間以内の初回相談及び当事務所が訪問する場合の1時間以内の交通費等が無料となります。
武蔵野市も武蔵境駅周辺を中心に被相続人が農地を所有していることもあります。農地の相続は宅地とは流れが変わりますが、もちろん対応可能です。
不動産の登記の際は司法書士が、相続税の計算、申告の際は税理士が必要です。そのような場合は信頼できる当事務所提携の司法書士、税理士をご紹介させていただきます。もちろん紹介料はかかりません。お客様の方で再度専門家を探したりといったお手間も必要ありません。
不動産の売却の際はいったん相続人の名義に相続登記をしてから売却の手続きを行うことになり、売却益には税金も発生します。不動産の売却時、個人間売買をするとトラブルの原因となりますので、宅地建物取引業を行っている不動産会社を仲介に入れた方が安全です。当事務所では西東京市の不動産に精通した不動産屋を紹介できます。
兄弟姉妹が被相続人だったりすると甥姪などで連絡先が分からないケースもあります。当事務所では戸籍調査に関連して相続人に相続の発生をお知らせし、連絡を取りたい旨を手紙に記してお送りすることもできます。スムーズな相続手続きのサポートをさせていただきます。
被相続人と疎遠だったりすると相続財産が何があるかわからない事もあります。その場合は当事務所にて主要金融機関に口座があるかどうかの調査や不動産の調査も可能です。
遺言書を作ることは相続の時の争いや手間を省くことに繋がります。当事務所では自筆証書遺言の原案や公正証書遺言の作成サポートも行います。
相続は一生のうちに何度もあるものではありません。特に武蔵野市は多くの住宅があり不動産にまつわる問題が多く発生する地域です。相続が発生し、お悩みがある方は経験豊富なみしま行政書士事務所にお気軽にご連絡ください。無料相談にてお悩みをお聞きし、整理したうえで解決方法をご案内いたします。
お悩みが解決し、心からの安心を得られるように精一杯のサポートをさせていただきます。
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