小規模事業者持続化補助金第14回の採択発表がありました

2024年3月4日(月)に小規模事業者持続化補助金の第14回受付締切分の採択発表がありました。また併せて第14回受付締切分の補助事業の手引きが公開になりました。

採択された方々はこれから補助事業に取り組んでいく事になりますが手引きをよく読み、適切な事業実施をしていってください。不採択だったかたは事業計画を再度ブラッシュアップし次回以降の公募にチャレンジしてみてください。

商工会議所地区 採択者一覧ページ ※(第14回受付締切分)から各地域を選択してください

商工会地区 採択者一覧ページ

採択率

中小企業庁のHPによると第14回の申請者は13,597件。採択者は8,497件でした。
採択率は62.5%となります。

採択率が60%を超えたのは第10回ぶりとなっており、比較的採択率が高い回だったといえます。

なお、事業再構築補助金の第11回の採択率は約26%。ものづくり補助金の第16次の採択率は約48%となっています。どちらの補助金も2024年公募が未定だったり、回数が減少したり、要件が厳しくなっています。

相対的に小規模事業者持続化補助金に申請する事業者がこれから増えていくかもしれませんね。

補助事業の実施期間

採択された方はこれから補助事業に取り組むことになります。補助事業実施期限は2024年8月31日(土)となっており、これまでの間に補助事業を完了させ、補助事業に係る経費の支払いを完了させる必要があります。

また、補助事業の完了日から起算して30日を経過した日または、2024年9月10日(火)までに実績報告書を提出する必要があります。

補助事業実施中の特に気を付けたい注意点

補助事業中は様々な制約、ルールがあります。その中でも特に気を付けたい点は以下の4点になります。細かい内容は必ず手引きを読んだうえ補助事業に望んでください。

1,採択された補助事業計画どおりに実施。内容変更は必ず事前に相談する。

補助事業は事業計画書と補助対象経費どおり進めることが大原則です。Facebook広告を勝手にYouTube広告に変えたり、申請した補助対象経費になかった品目を勝手に購入したりといったことは認められませんので自己判断で事業計画にない事を行うのはやめましょう。

2,経費の支出は銀行振込を徹底

経費の支払いには細かいルールがあります。現金支払、クレジットカードの支払でも対象となる場合はありますが、管理が大変になりますので基本的には銀行口座からの振込で支払うようにしてください。もちろん法人であれば法人口座からの支払いをし、個人名義の口座から払うことがないようにしましょう。

3,証拠書類をしっかり集めましょう

実績報告時に証拠書類が必要になります。基本的な書類は見積書・契約書・納品書・請求書・支払証憑・成果物(購入品の写真や現物)となります。その他必要なものもあるので手引きで確認をしましょう。

4,特別枠の条件の順守

小規模事業者持続化補助金の申請枠には諸条件が必要な特別枠があります。例えば、事業場内最低賃金を地域別最低賃金の+30円以上にする賃金引上げ枠や、的確請求書発行事業者となるインボイス枠などです。これらの条件を満たしていないと補助金を受け取る事が出来ない為注意してください。

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三島友紀
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